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キットアライブの社長がDE&Iイベントで語った、人と地域が共に育つ会社づくり【NoMaps DE&Iラウンジレポート】

こんにちは、株式会社キットアライブ取締役管理部長の内田みさとです。
2025年9月11日、札幌で開催された「NoMaps DE&Iラウンジ #SAPPORO DIVERSITY FORUM」に、当社代表取締役社長の嘉屋雄大が登壇いたしました。テーマは「絶望から希望の大地へ〜ジェンダー課題解決の鍵は企業にある〜」。
男女格差が全国で最も大きいとされる北海道。この大地で、企業がDE&I(ダイバーシティ、エクイティ&インクルージョン)を推進し、企業の成長に繋げていくには何が必要なのか。
そのヒントが詰まったセッションの様子を詳しくレポートします。
イベント概要:北海道の課題を「自分ごと」として語り合う
本セッションは「一企業の実践が北海道の当たり前を変える力になる」をコンセプトに、サイコロを振りながら課題について語り合う参加型のトークセッションでした。
登壇者:
- 黒井 理恵 様(株式会社アスノオト 代表取締役/ファシリテーター)
- 森 さやか 様(HTB 北海道テレビ放送株式会社 アナウンサー)
- 小林 元 様(IMPROVIDE Co.,Ltd. 代表)
- 嘉屋 雄大(株式会社キットアライブ 代表取締役社長)
会場ではライブ質問機能も活用され、登壇者と参加者が一体となって大いに盛り上がりました。
キットアライブのDNA:制度と名前に込めた「共に生きる」想い
セッションの冒頭に嘉屋が当社の取り組みを紹介しました。
制度で示す「KidsAlive」という約束
まず、当社独自の制度である「KidsAlive(キッズアライブ)制度」を紹介しました。
制度概要:
- お子様がいる社員に対し、お子様お一人につき月額1万円を支給
- 同額を四半期に一度、地域団体に寄付
- 現在は札幌市の「大学応援プロジェクト」への寄付を継続している
この制度の背景には「企業だけが成長するのではなく、地域全体が発展してこそ、企業も持続的に成長できる」という嘉屋の強い信念があります。「この取り組みを真似してくれる企業が増えていくと嬉しい」と、嘉屋は話していました。
(実は、このKidsAlive制度の構築にあたっては私も人事・労務の観点から深くかかわりました。その舞台裏は、また別の機会に詳しくお伝えできればと思います!)
社名に込めたメッセージ
参加者からのリクエストで、社名の由来についても説明しました。
- kit + alive = 「生き生きとした最新の技術を活用する」
- Kita + live = 「北に生きる」
ロゴマークの北極星には、「ぶれずにまっすぐに進む」という決意を込めています。
会場から「おお~」という温かいリアクションをいただけたのがうれしかったです。
(創業時に、嘉屋が悩みに悩んで思いついた社名ですし、私もとても気に入っています。)
本音で語るサイコロトーク:「なぜ変わらない?」を「こう変える!」へ
イベントのメインは、「Whyサイコロ(なぜ?)」と「Howサイコロ(どうすれば?)」を使った本音トーク。
普段はなかなか聞けない企業内部のリアルな課題が共有されました。
「規則や仕組みだけでは、なぜ職場環境が改善されない?」
IMPROVIDE Co.,Ltd.の小林元様から「人の思いやりや相互理解が足りない」という指摘があり、HTB北海道テレビ放送の森さやか様からは「制度があっても、それを運用するのは人。周囲の理解促進が重要」といった現場の課題が共有されました。
これに対し、嘉屋が語ったキットアライブの仕組がこちらです。
- 社内のコミュニケーション設計
・月1回の「M1ミーティング」:経営陣と社員が直接対話し、「生理休暇や育児支援制度って、本当に使っていいの?」といった素朴な疑問にも丁寧に答える場を設置。
・雰囲気づくり:技術的な相談から人生設計まで、何でも話せる心理的安全性を重視 - 「それが普通」を根付かせる、オフィス環境の小さな工夫
・お菓子は共有スペースに:誰かが「配る」文化をなくし、個々が自由に取るスタイルに。
・サーバーではなくあえてのドリップコーヒー:抽出に時間がかかるため、その間に自然な雑談が生まれる仕掛け。
・お客様へのお茶出しは社長自らも:「お茶出しは誰かの仕事」という固定観念をなくし、特定の人への負担集中を防止。
これらは一見小さなことですが、「それが普通」という文化を社内に根付かせ、性別や年齢に関係なく誰もが働きやすい環境をつくる上で、非常に重要な役割を果たしています。会場からは「ドリップコーヒーのアイデアは面白い」「コミュニケーション設計として参考になる」といったコメントが多数寄せられました。
(当社では「〇〇に行ってきました!お土産です!」と写真を添えてSlackに投稿してくださる方が多く、連休明けはたくさんの楽しい話題とおいしいお菓子があふれています。)
「どうすれば、ベテランの意識を変えられる?」
多くの企業が直面するこの課題に対し、嘉屋は具体的なアプローチを共有しました。
「インパクト×回数」による段階的アプローチ:
- 大きな変化を一度に求めるのではなく、小さな成功体験を積み重ねる。
- ネガティブ体験の3倍のポジティブ体験が必要という研究結果がある。焦らず、ポジティブな経験をデザインすることが鍵。
AI時代だからこそ問われる「人間力」:IT業界の未来とキャリア
AI技術の進化は、エンジニアの働き方を大きく変えようとしています。
かつてIT業界には「男性=プログラミング、女性=コミュニケーション補助」といったステレオタイプが存在しました。
しかし、AIがコーディングの多くを担う未来では、顧客の課題を深く理解し、解決策を提案するコミュニケーション能力や要件定義スキルの価値が飛躍的に高まります。
嘉屋は、「過去の常識にとらわれず、本当に価値を生み出せる人材は誰なのかをフラットに評価することが、企業の競争力に直結する」と力強く語りました。
「本音」を引き出す組織文化の作り方
HTBの森様からは、「通常の1on1や部署ミーティングだけでは拾いきれない本音がある」という興味深い指摘がありました。
「上司と部下」という縦の関係ではなく、部署を超えた「横のつながり」から生まれるコミュニケーションの重要性です。
森様の実践例として、アワードの準備で部署を超えた先輩・後輩にヒアリングした際、普段の面談では出てこない率直な意見や提案が多数集まったエピソードが共有されました。
NEW RAILアワードへの参加を表明!
イベントで紹介された「ジェンダーダイバーシティコレクティブアクションアワード NEW RAIL」に、キットアライブもエントリーすることをその場で表明しました!
私たちの小さな工夫が他の企業の参考となり、北海道全体の働く環境の向上に繋がることを願っています。
まとめ:DE&Iは、企業の未来を創る「経営戦略」である
今回のイベントを通じて確信したのは、DE&Iへの取り組みは単なる社会貢献ではなく企業の競争力に直結する経営戦略だということです。
<これからの企業に求められる変化>
- 技術力だけでない総合的な人材評価
- ライフステージの変化に柔軟に対応できる制度と文化
- 地域と共に成長するというビジョンの共有
- 誰もが本音を話せる心理的安全性が確保された職場環境
人材不足が深刻化し、東京のIT企業との人材獲得競争が激化する札幌。リモートワークの普及で、働き方の選択肢はますます多様化しています。
そんな時代だからこそ、私たちキットアライブは「北海道から日本のクラウドビジネスを支える」という信念のもと、地域と共に成長するIT企業でありたいと考えています。
今後もDE&Iを推進し、社員一人ひとりが自分らしく輝ける会社となるよう挑戦を続けてまいります。
この記事を書いた人
内田みさと
内田みさと
株式会社キットアライブ取締役管理部長として、バックオフィス業務全般の統括をしています。
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