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【Dreamforce 2025 Day2】少し先の未来と現在地が繋がったキーノートとハンズオンでの体験

はじめに:初めてのサンフランシスコで考えたAIと私たちのこれから
はじめまして。ブログを初投稿します。クラウドソリューション部の吉松です。
Dreamforceのイベント2日目のレポートです。
今回初めてDreamforceへの参加が叶いました。
日々、Salesforceに関わる業務やコミュニティでの活動を通じて伝えられることをもっと増やしたいという思いをずっと持っていました。
参加を後押ししてくれた会社にも感謝しつつ、レポートします。
これまでのレポートにもあるように、この一週間はサンフランシスコの街がSalesforce一色となっています。
一つの製品がもたらす影響力の高さに驚くとともに気持ちが高揚しています。
この記事では、私がDreamforce 2日目で特に心に残った「少し先の未来のAgentforceのキーノート」と「Agentforce Vibesを実際に触ることでAIと開発者の協働が垣間見えた出来事」という二つの体験から、AIと私たちのこれからについて考えたことをお伝えします。
成功へのストーリー作り:Agentforceキーノートで感じた可能性


今回のDreamforceで注目度の高いキーワードは「Agentforce 360」です。
AIエージェントの構築、管理、そして最適化に必要な全てのツールを一つに統合した、包括的なプラットフォームのことを指します。
その狙いはAI業界が直面する大きな課題を解決することにあります。
アイデアを部分的に試すのは簡単ですが、そこから本番システムや全体の業務へと波及させるには単なるプロンプト以上のプラットフォームが必要なのです。
「Agentforce 360」は、この課題に対するSalesforceの答えです。
- 手軽にビジネスルールに沿った細かい制御を行うことのできる「Agent Script」
- より質の高い顧客体験を生むために今まで以上に幅広いデータ活用を支援する「Smarter Data Usage」
- 導入したAIエージェントのパフォーマンスを監視/測定/最適化して改善サイクルを回すための「Agentforce Observability」
こういった機能群により開発者だけでなくシステム管理者やユーザーもAIの力を業務に取り入れやすくなります。
キーノートの中では導入事例の一つとしてAgentforceのAIエージェントを28日で構築・本番稼働した事例が紹介されました。
創業者の精神を人からAIへ持ち込み、店舗を訪れるのと同じくらい魅力的な体験を提供しています。
このことは短期間で完成された新しいサービスが突如現れる可能性を示唆しています。
反対に頓挫してしまうプロジェクトはAIを使うことが目的になってしまうことに起因するようです。
包括的なプラットフォームと成功に向けた未来へのストーリー作りがポイントのようです。
触れてわかった「現在地」:ハンズオンで体感した"魔法"と"リアルな協働"

Dreaforceでは新しい製品の機能をSalesforce社のエンジニアの助けを得ながら試すことができます。
Agentforce Vibesのハンズオンにて、「LWCでTODOを登録する画面を作って」と指示を出したら画面が動き出しコードを生成してくれました。
※Agentforce Vibes:AIエージェントの企画から運用までの全プロセスをスピードアップし、面倒な繰り返し作業を自動でこなしてくれる「仕事の流れそのもの」のこと。
生成されたコードはすべてが完璧というわけではなく、人間側とコード側それぞれが原因でエラーが出ます。
実際に私が触ったときもいくつかエラーが発生しました。
そこでSalesforce社のエンジニアがエラーを解決していく流れがまさにAIとの協働でした。
Salesforce社のエンジニアはAIに指示を出しつつ、怪しそうなファイルを確認したり手動で修正していました。
このあたりの勘所は何を変えたらどこに影響があるかの全体の理解があってこそだと感じました。
エラー自体は5分ほどで解決し、合計で30分かからず自作のTODO登録アプリケーションを作ることができました。
(普通に作ろうとすると10時間くらいかかるかもしれません。)
この体験から感じたことは「環境の変化に人間が適応する」ということです。
AIの立ち位置や存在感は1年前と劇的に変わってきています。
Agentforce Vibesは、これまで一つ一つを会話形式で進めていたものがひとまとまりのタスクを進めてくれるようになり協働が生まれます。
現在地を知り自分自身の働き方を定期的に捉え直す必要性を強く感じた出来事でした。
おわりに:少し先の未来と現在地をつなげる

キーノートで見た少し先の「未来」と、ハンズオンで触れたリアルな「現在地」。
このような偶然のつながりは現地で過ごすことによってこそ得られた気付きでした。
残り1日ですが、その時間の中でさらなる未来へのヒントを探します。
この記事を書いた人
吉松保博
吉松保博
株式会社キットアライブ クラウドソリューション部 リードエンジニア
馬が好きで北海道に移住した経歴を持つ。2018年よりキットアライブに在籍。Salesforceの運用・保守業務や社内メンバーのスキルアップを目的とした企画・運営を担当。定期的にコミュニティでの登壇を行っている。
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