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生成AIで企業分析!キットアライブを題材にやってみよう
はじめに
こんにちは、キットアライブの内田です。
夏休みが近づき、就活を本格始動される方も多いのではないかと思います。そこで学生の皆さん、こんな悩みはありませんか? 「企業のホームページを見ても、結局何をやっている会社かよくわからない...」 「BtoB企業って情報が少なくて、どう調べればいいの?」
実は私も、学生さんから「具体的に何をしている会社ですか?」という質問をよくいただきます。確かに、IT企業、特にBtoB企業の事業内容って、パッと見ただけではイメージしづらいですよね。
そこで今回は、話題の生成AIを使って企業分析をする方法を、実際に手を動かしながら学んでいきましょう! 今回の題材は、私たちキットアライブ(北海道札幌市に本社を置くIT企業)。Salesforceを中心としたシステム開発を行っている会社です。
使うツールは全部無料。スマホやPCがあれば、今すぐ始められます。 企業分析をしながら、それぞれのAIの特徴と使い分けもわかりますよ。
この記事を基にしてNotebookLMで音声コンテンツも作成してみました。
なぜ企業分析は難しいのか?IT企業の実情
まず、企業分析が難しい理由を整理してみましょう。
特にIT企業では、こんな課題があります:
- BtoB企業が多い:一般消費者向けサービスと違い、何をしているかイメージしにくい
- 公開情報が少ない:クライアント企業との契約上、具体的な実績を公開できない
- 専門用語が多い:「DX推進」「クラウドソリューション」など、言葉だけではピンとこない
私たちキットアライブも例外ではありません。実は本社がある北海道のITビジネス規模は大きく、多くのIT企業が活動していますが、BtoB企業が中心のため、一般的な知名度は高くないんです。
でも、情報がわかりにくいだけで、魅力的な企業がたくさんあります。 そこで登場するのが、段階的な企業分析と生成AIの組み合わせです。
AIを使うメリット:なぜ生成AIで企業分析?
従来の企業分析と比べて、生成AIを使うと何が変わるのでしょうか?
【従来の方法の課題】
- 情報収集に時間がかかる
- 専門知識がないと理解できない
- どこから手をつけていいかわからない
【AI活用のメリット】
- 時短効果:長い資料も数秒で要約
- わかりやすさ:専門用語を噛み砕いて説明してくれる
- 対話形式:わからないことは追加で質問できる
- 比較が簡単:複数企業の特徴を整理して教えてくれる
- 24時間対応:深夜でも早朝でも、好きな時に分析できる
つまり、「効率的に」「わかりやすく」「深く」企業を理解できるんです!
企業分析の3ステップ:基本から応用まで
就活で使える企業分析には、段階があります。今回は以下の3ステップで進めていきましょう:
ステップ1:基本情報の把握
まずは「何をしている会社か」を理解する
ステップ2:3C分析
- Company(自社):強みや特徴
- Customer(顧客):誰のために
- Competitor(競合):他社との違い
ステップ3:ビジネスモデルの理解
ここで役立つのが「ビジネスモデル・キャンバス」というフレームワークです。
【ビジネスモデル・キャンバスとは?】 企業のビジネスモデルを9つの要素で整理する分析ツール。全体像を把握するのに便利ですが、今回は特に重要な2つに絞って分析します:
- 顧客セグメント:誰に価値を提供するか
- 提供価値:どんな価値を提供するか
(参考:他の7要素)
- キーパートナー:誰と協力するか
- 主な活動:何をするか
- 主なリソース:何が必要か
- 顧客との関係:どんな関係を築くか
- チャネル:どうやって届けるか
- コスト構造:何にコストがかかるか
- 収益の流れ:どうやって収益を得るか
まずは「顧客」と「価値」から始めることで、企業の本質が見えてきます!
それでは、実際にAIを使って分析してみましょう!
実践!キットアライブをAIで分析してみよう
【今回使うAIツール(すべて無料)】
- NotebookLM:Googleの文書分析AI。PDFやWebページを読み込んで要約・質問回答
- ChatGPT:OpenAIの対話型AI。深い分析や仮説の検証に最適
- Perplexity:Web検索と連携したAI。最新情報や他社比較に便利(1日3回まで高度検索可能)
※ご注意ください※
AIツールの機能や制限(特に無料版での検索回数や提供範囲など)は、提供元のアップデートにより予告なく変更されることがあります。 この記事の内容は執筆時点の情報をもとにしていますが、実際の使用環境では異なる挙動となる場合もあります。「無料で使えるはずなのに使えなかった」「検索回数が思ったより少なかった」などのケースもあるため、公式サイトで最新情報を確認するのがおすすめです。
ステップ1:基本情報の把握【NotebookLMを使ってみよう!】
- NotebookLMにアクセス(Googleアカウントが必要)
- 新しいノートブックを作成
- キットアライブの会社概要ページのURLを追加
実際に質問してみましょう:
「キットアライブはどんな事業を行っている会社ですか?主なサービスと顧客を教えてください」
私が試した結果:
AI回答:「株式会社キットアライブは、クラウドを通して最新のビジネス環境を提供する会社です。特に、Salesforceの専門家として、お客様の業務改革へのチャレンジを強力に支援しています。北海道をはじめ、日本全国すべてのお客様にクラウド導入を支援しています。
キットアライブの主なサービスは以下の通りです。
- Salesforce導入支援: 豊富な導入実績と知見をもとに、お客様のSalesforceの導入や拡張を支援します。これには、「販売管理」機能をクラウドで提供し、バックオフィスの業務プロセスを自動化することで企業の長期的な成長を支えるソアスク導入が含まれます。
- Salesforce製品開発支援: お客様のアプリケーションをAppExchange上に公開するためのあらゆるサポートを提供します。
- クラウドを通してビジネスを応援し、成功を後押しするベストソリューションを提供しています。
- Salesforceを利用し、業務の効率化を後押しする最先端のソリューションを提供しています。
顧客については、様々な地域・業種のお客様と「改革」に取り組んでいます。北海道を含む日本全国のお客様を対象としています。」
基本情報が整理できましたね!
今は会社のホームページのみが情報源になっていますが、気になるブログ記事や会社説明資料などをNotebookLMに追加していくことで、より多角的に企業理解を深めることができます。
知りたい情報に合わせてソースを増やしていくのが、AI活用のコツです!
ステップ2:3C分析【ChatGPTで深掘りしてみよう!】
- ChatGPTにアクセス(無料アカウントの作成も可能です)
- 以下の質問で3C分析をしてみましょう
質問例1(Company:自社の強み):
「Salesforce開発を専門とするキットアライブという企業の強みや特徴を3つ挙げてください」
質問例2(Customer:顧客):
「キットアライブのようなSalesforce開発企業は、どんな課題を持つ企業を顧客としていますか?」
私が試した結果の一部:
強み:
1. アジャイル開発による柔軟かつ迅速な対応
キットアライブは、少人数・短納期型のプロジェクトを得意としており、アジャイル開発手法を主に採用しています。これにより、顧客企業と密なコミュニケーションを取りながら、要件の変更や追加にも柔軟に対応可能です。特に、IT部門が未整備な中小企業や新規ビジネス立ち上げ時の企業に対して、スピーディかつ効果的なDX推進を実現しています 。
2. 地方拠点を活かした人材育成と高い生産性
本社を北海道に構えるキットアライブは、地域特性を活かした人材育成に注力しています。新卒・第二新卒を積極的に採用し、若手エンジニアが上流工程から顧客と直接関わる機会を提供。これにより、経験年数が短くても高い生産性と顧客満足度を実現しています 。
3. Salesforce認定資格取得支援と独自の学習制度
同社は、Salesforce認定資格の取得支援を積極的に行っており、受験料を全額会社負担としています。さらに、独自の学習支援制度「もっとアライブ」を導入し、年間最大60時間の自己学習時間を給与として支給するなど、社員のスキルアップを全面的にサポートしています 。
顧客の課題:
1. 業務の属人化・非効率な管理に悩む企業
Salesforce導入により:顧客情報・営業活動などをクラウドで一元管理し、業務の可視化・効率化を図る。
2. 既存システムが老朽化している、または業務に合っていない
Salesforce導入により:業務に合わせた柔軟なカスタマイズが可能なクラウド型システムに移行し、DXを加速。
3. データ活用や顧客戦略の高度化を目指す企業
Salesforce導入により:顧客データの収集・分析を一元的に行い、マーケティングオートメーションや営業支援を強化。
基本情報をふまえて、自社と顧客の理解が深まりましたね!
3C分析の残りの1つ「Competitor(競合)」の調査には、最新の企業動向や具体的な社名・比較事例など、より外部情報が求められます。そのため今回は、次のステップでPerplexityを使って深掘りしていきましょう。
PerplexityはWeb検索と連携し、リアルタイムの情報を出典付きで提供してくれるのが特長です。
最近ではChatGPT(無料プラン)でも検索機能が使えるようになっていますが、Perplexityは検索結果の出典が常に明示され、複数ソースの比較にも強いため、競合分析には特におすすめです。
ステップ3:競合比較と業界理解【Perplexityを使ってみよう!】
- Perplexityにアクセス
- 最新の業界情報を調べてみましょう
質問例:
「日本のSalesforce開発市場の動向と、地方都市に本社を置くIT企業の特徴を教えてください」
私が試した結果の一部:
日本のSalesforce開発市場の動向
成長と多様化
日本国内のSalesforce市場は、2008年以降のSalesforceの「エコシステム拡大」戦略により、年々拡大しています。SalesforceはCRM領域だけでなく、SlackやTableau、MuleSoftなどの買収を通じてサービス領域を広げており、クラウドサービスの総合プラットフォームとしての存在感が増しています。地方企業の参入と技術力
首都圏だけでなく、地方都市に本拠地を置くIT企業もSalesforce開発に積極的に参入しています。地方企業は、Salesforceの黎明期から技術力を蓄積しており、高度な案件を直接受注するケースも増えています。セールスフォース・ジャパンやテラスカイなどから顧客を紹介されることもあり、エコシステム内での連携も進んでいます。人材戦略とコスト競争力
地方都市に本社を置くことで、首都圏に比べて人件費を抑えられるため、価格競争力が強みとなっています。また、地方の教育機関(例:北海道大学)と連携し、優秀な人材の採用を進めている企業も見られます。地方都市に本社を置くIT企業の特徴
コスト削減と経済効果
地方都市ではオフィス賃料や人件費が都市部よりも大幅に安いため、IT企業にとって固定費を抑えることができます。これにより、企業は価格競争力を高めつつ、利益率の向上を図ることが可能です...
このように、業界の流れや自社の立ち位置を俯瞰できるのが、Perplexityの大きな魅力です。
(ちなみにPerplexityは、無料プランでも出典付きの検索が使えるのですが、「Pro Search(高度な検索)」は1日3回までという上限があります。たくさん調べたいときは、質問の内容をうまくまとめたり、必要なときだけ使ったりするのがコツです!)
これで、業界全体の中でのキットアライブの位置づけが見えてきます!
ステップ4:ビジネスモデルの理解【3つのAIを組み合わせて】
ここまでの情報を統合して、キットアライブのビジネスモデルを整理してみましょう。
ビジネスモデル・キャンバスを使って整理すると、企業の全体像がスッキリ見えてきます。 今回は9つの要素のうち、特に重要な「顧客セグメント」と「提供価値」を中心に、関連する要素も含めて分析してみました。
【キットアライブのビジネスモデル(AIの分析結果をもとに作成)】

- 顧客セグメント(誰に)
- 業務効率化やDXを推進したい中堅・中小企業
- 既存システムの課題を抱える企業(属人化・老朽化など)
- 北海道を含む日本全国の多様な業種・地域のお客様
- 提供価値(何を)
- アジャイル開発による柔軟かつスピーディな対応
- Salesforce導入による業務の一元管理と効率化
- 顧客データ活用によるマーケティング・営業支援の強化
- 人材育成を通じた安定した技術提供と継続サポート
- その他の要素(AIの回答から見えてきたこと)
- キーパートナー:Salesforce社(認定パートナーとして公式支援)
- 主な活動:Salesforceの導入支援、アプリ開発支援(AppExchange向け製品化など)、保守運用
- 収益の流れ:導入支援・開発に関するプロジェクト費、アプリ公開支援費、保守運用・コンサルティング収益
💡 ポイント ビジネスモデル・キャンバスの良いところは、情報を「見える化」できること。 バラバラだった情報が1枚の図にまとまることで、「なるほど、こういう会社なのか!」と理解が深まります。
慣れてきたら、9つの要素すべてを埋めてみるのもおすすめです。 面接で「当社のビジネスモデルをどう理解していますか?」と聞かれても、自信を持って答えられるようになりますよ!
分析結果をまとめてみよう:あなたの理解度チェック
ここまでの分析で、以下のことがわかりましたか?
□ キットアライブの主な事業内容
□ どんな企業が顧客になるか
□ 他社との違い・強み
□ 提供している価値
4つすべてにチェックがついたら、企業分析の基本はバッチリです!
AIを使った企業分析、3つのコツ
実際にやってみてわかった、効果的な企業分析のコツをシェアします。
1. 段階的に進める
基本情報 → 3C分析 → ビジネスモデル の順番で
2. 複数のAIを使い分ける
- NotebookLM:長い資料も要点整理
- ChatGPT:専門用語をわかりやすく説明
- Perplexity:最新の業界動向を即座に把握
3. 具体的に質問する
❌「この会社について教えて」 ⭕「この会社の主要顧客と提供サービスを教えて」
他の企業でも使える!質問テンプレ+活用ポイントまとめ
キットアライブで練習したら、気になる他の企業でもぜひ試してみましょう!
ここでは、これまで紹介してきたAIツールを活用して、段階的に企業分析を進めるための質問例をまとめました。
ステップ1:基本情報を調べる(NotebookLM)
まずは企業の公式サイトや紹介記事などをNotebookLMに読み込ませて、全体像をつかみましょう。
例: 「〇〇社はどんな事業を行っている会社ですか?主なサービスと顧客を教えてください」
ポイント:会社概要ページだけでなく、サービス一覧や導入事例のページなども一緒に追加すると、より正確な情報が得られます。
ステップ2:3C分析にチャレンジ(ChatGPT/Perplexity)
企業の特徴を、3Cフレームワークで整理していきます。
Company(自社の強み)
例: 「〇〇社の強みを3つ教えてください」
Customer(顧客)
例: 「〇〇社はどんな企業を顧客にしていますか?」
Competitor(競合)
例: 「〇〇社と競合の違いは何ですか?」
ポイント: 自社や顧客についてはChatGPTで深掘り、競合分析はWeb検索に強いPerplexityで調べると、それぞれの得意分野を活かせます。
ステップ3:ビジネスモデルを読み解く(ChatGPTで整理)
最後は「誰に」「どんな価値を」提供しているかを整理します。
例:「〇〇社が顧客に提供している価値は何ですか?」
ポイント: ChatGPTに「この会社のビジネスモデル・キャンバスをまとめて」と依頼すると、全体像が一気に見えてきます!
分析が進んできたら、質問を少しずつ自分なりにアレンジしてみるのもおすすめです。
たとえば「地方中小企業向けにSalesforce導入支援をしている〇〇社の強みは?」と聞けば、より具体的な回答が得られますよ。
まとめ:情報を深掘りする力が、就活を変える
今回、生成AIを使ってキットアライブを分析してみて、いかがでしたか?
企業のWebサイトだけ見ていても、表面的な情報しか得られません。 でも、AIを活用して段階的に分析すると、その企業の「本当の姿」が見えてきます。
- どんな顧客の、どんな課題を解決しているのか
- そのためにどんな強みを持っているのか
- 業界の中でどんな位置にいるのか
こうした視点で企業を見ることができれば、面接での質問も、志望動機も、格段にレベルアップするはずです。
次のステップ:AIで分析した後は、リアルな体験を
AIでの分析を通じて、キットアライブに興味を持っていただけたでしょうか?
でも、企業の本当の魅力は「人」と「文化」にあります。 AIではわからない、生の雰囲気を感じてみませんか?
2025年9月7日(日)に、「【生成AI×企業分析体験会 キットアライブを知る1日】実践で学ぶ、AI活用術」セミナーを開催いたします。AIを利用した企業分析の実践だけでなく、先輩社員とのリアルトークを通じて生身のキットアライブを知っていただける機会です。普段先輩社員が仕事をしているオフィスでの開催なので、働いている自分の姿もイメージしやすいのではないでしょうか。
基本情報から始めて、段階的に深掘りしていけば、どんな企業でも理解が深まります。そうして企業研究をしっかりすると、質問したいことが見えてきます。
この記事で紹介した分析方法を、ぜひこのセミナーで一緒に実践してみましょう。さらに、先輩社員と交流し、ご自身の働く姿を具体的に思い描くお手伝いができればと考えています。
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この記事を書いた人
内田みさと
内田みさと
株式会社キットアライブ取締役管理部長として、バックオフィス業務全般の統括をしています。
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