Kitalive
  • Home
  • Blog
  • Dreamforce 2019 レポート

ブログ blog

2019.12.12 イベントレポート

Dreamforce 2019 レポート

はじめに

こんにちは、関です。Salesfoce 最大のイベントである Dreamforce 2019 に参加いたしました!

日本語でも多くの参加レポートやブログ記事が公開されています。私としては技術的な内容を書きたいところではあるのですがブログの趣旨とも外れてしまいますので、今回はイベントのご紹介と共に Salesfoce を活用した場合のという前提はついてしまいますが、「生産性」というキーワードを交えて考えていきたいと思います。

Dreamforce とは?

まず Dreamforce はご存知でしょうか?Salesfoce に関係していないと聞いたことが無いかもしれません。毎年アメリカのサンフランシスコで開催している世界最大級のITカンファレンスで、日本でも東京ビックサイトで複数のカンファレンスを共催しているものや、大手ベンダーが単独で開催しているカンファレンスはありますが、単一製品でここまで大きな規模なのは見たことがありませんでした。

参加対象としてもビジネスパーソン、システム管理者、開発者など全てが対象でありユーザー企業もパートナー企業も全世界から集結して、製品情報だけにとどまらずビジネスマインドや環境問題などを参加者全員で共有し考えていこう!というイベントです。

過去の参加経験者からは良く「街全体がお祭り状態になる」とか「Salesfoce をやるなら一度は行くべき」ということを聞きましたが、まさしくその通りでした。

キートピック

主なトピックに関しては、Salesfoce 社のブログが良くまとまっています。

https://www.salesforce.com/jp/blog/2019/11/dreamforce-top-ten-moments.html

こちらで取り上げて紹介しているのが以下10個のトピックです。

  1. Trailblazer(先駆者)のストーリー
  2. 持続可能な開発目標(SDGs)
  3. Salesforce Customer 360
  4. バラク・オバマ前米大統領
  5. 「ヘイ、Einstein…」
  6. Dreamfest 2019 にベックとフリートウッド・マックが登場
  7. ビジネスは変革のためのプラットフォーム
  8. 平等とインクルーシビティ(社会的包摂)
  9. パーカー・ハリスとブレット・テイラーがカスタマーフォーラムに参加
  10. スキルアップは喫緊の課題

このトピックを見ただけでスケールの大きさと、単なる製品紹介のイベントではないことがわかります。全てのトピックに対して記事は書けるのですが日記のようになっても仕方がないですし、イベントの紹介をしているブログ記事は山のようにありますので「生産性」や「キットアライブのミッション」に関連するトピックを中心にまとめていきます。

生産性に関わるトピック

1. Trailblazer(先駆者)のストーリー

Trailblazer というのは Salesfoce エコシステムの中で自分たちのビジネスを変革し、成果を出している先駆者の方々を敬意を払って「Trailblazer」と呼んでいます。

イベント中のセッションでは、多くの Trailblazer がどのようにして成果を出せたのか?という事例をたくさん知ることができます。

成果というのが売上や利益であったり、多くの雇用を生み出せたというようなものもありますが、間違いなく「生産性を向上することができた」というストーリーが多く存在します。最もシンプルなものであれば紙を使わずにシステム化して効率的になったというものから最先端の人工知能やシステム連携、データ分析技術を利用してというストーリーも存在します。

たくさんのストーリーを知ることができるので、生産性を向上させるための気づきを得ることができます。

3. Salesforce Customer 360 / 5. 「ヘイ、Einstein…」

こちらは完全に「Salesforceご利用前提」となってしまいますが、今回の Dreamforce で一番の目玉情報です。Salesforce は SFA と CRM をベースに SaaS として多くの機能を拡充してきています。Salesforce ファミリーの機能であっても、途中からファミリーにジョインしてきたような機能や個別に強化された機能は連携がちょっと足りていなかったりしていたのですが、この度360度全方位的に連携が進化しています。

また、とうとう Salesforce にも Siri や Alexa のような音声認識の機能がやってきました。技術的な先進性は低いかもしれませんが、ビジネスに必要なデータが詰まっている Salesforce で利用できるというのはまだ誰も思いついていないような活用方法がたくさんあるように思え、とても興味深いと感じます。

残念ながらまだ日本語対応は先となるようですが、既に Salesforce を活用して生産性を高めている方々に対しても更に生産性を高める仕組みが増えているということとなります。

10. スキルアップは喫緊の課題

どの業種、あるいは家事であろうが趣味であろうが「生産性」を向上させるにはスキルアップが重要な要素の一つであることに間違いはありません。

Salesforce には以前から Trailhead という無料で誰でも利用できるラーニングサイトがあり、技術者が開発スキルを得るだけではなく、システム利用者がベンダーに頼らず設定できるための学習や、ビジネスパーソンとしてより知見を増やすための学習ができる仕組みです。

今回のイベントでは( iPhone 限定ではありますが)モバイルアプリが公開されたことと、AWS の学習コンテンツが追加になったことが発表されました。既に myTrailhead という自分たちで学習コンテンツを追加できる仕組みはあったのですが、今回は Salesforce ファミリーではない AWS の学習ができるようになったというのは大きな驚きでした。

マニュアルを電子化するというキーワードで、マニュアル作成に関わる生産性を上げる、検索できるようになるから利用者の生産性が上がる、配信の手間がなくなるので運用の生産性が上がるというようなことは容易に想像できます。

教育コンテンツも電子化するというキーワードで多くの製品や SaaS も存在しますが、マニュアルと同様に電子化することで生産性向上に寄与するのは間違いないでしょう。もしかしたら Trailhead プラットフォームがより敷居が下がり広く利用されるかもしれないと感じました。

キットアライブのミッションに関わるトピック

1. Trailblazer (先駆者)のストーリー

私達キットアライブのミッションは「改革へのチャレンジを、より身近に。」というものです。システムを通じて改革を実現するためには変化に強く柔軟性が必要不可欠であるため、クラウドプラットフォームにあり多くの機能や事例、ノウハウが詰まっている Salesforce を活用しています。

改革とはやはり困難ではありますが、皆様が先駆者として成功するためのお手伝いができるよう、私達はシステム導入・開発の先駆者であり続けなければならないと考えています。

そのため、このようなイベントでストーリーを知ることができることや、様々なコミュニティ活動でユーザー企業様がどのような課題を持っているのかを知ることはとても重要です。決して独りよがりではなく、技術者視点だけで提案したり開発することが無くなるよう、努力してまいります。

2. 持続可能な開発目標(SDGs)

キットアライブでは社員全員で SDGs の研修を受講したり、イベント出展時に解決したい目標を掲げて説明するなどの活動を実施しています。札幌市が SDGs 未来都市に選定されているという縁もありますが、とても重要な取り組みであると認識し、活動方針のひとつとしています。( SDGs に関する詳細の紹介はブログ記事もしくは公式サイトに別途掲載予定です)

Dreamforce でもセッションがあるだけではなく専用のブースがあったり、専用のアプリを使ってどのゴールに一番関心があるかをアンケート形式で調べてくれて、パネルを持って記念撮影してくれるというコーナーもありました。私のアンケート結果は以下写真となりました。

私が関心高いのは「6番」「2番」「3番」でしたが、写真は「14番」で撮影してもらいました。が、その写真は手違いで入手できず残念です。。。

まとめ

Dreamforce を「生産性」と「キットアライブ」という観点で記事にしてみました。どの役割の方が参加しても得るものがあるイベントですので、Salesforce をご利用している方々はもちろんのこと、Salesforce を利用していない特にビジネスパーソンやビジネスリーダーも参加すると大きな気づきを得られると考えます。

私は技術者として、別途同じ会場で違う時期に開催している TrailheaDX という開発者向けのイベントに参加したい!という新しい目標もできました。

ぜひ Dreamforce をチェックしてみてください。

https://www.salesforce.com/dreamforce/

この記事を書いた人

image

崇匡関

崇匡関

株式会社キットアライブ クラウドソリューション部 部長
お客様ビジネスとIT業界を改革したい!という大きな野望を抱き、キットアライブへ2018年に入社。様々な役割とプロジェクトの経験を持ち、近年はアーキテクトとしての活動が多い。アジャイルやライフハック等の効率化が大好きで、新しもの好きなフロントエンドエンジニア。

Share

  • twitter
  • facebook
image